2019年7月27日(土)

 「線香花火」で終わりそうにない韓国の日本製品不買運動 「若者層」が圧倒的に支持

「日本製品売らない」を掲示するスーパーマーケット(写真:ロイター/アフロ)


 韓国での「日本に行かない」「日本のモノを買わない」を合言葉にした日本製品不買運動は拡散する一方で、沈静化する気配はない。

 「線香花火」で終わりそうにもない理由の一つに日本では「日本好き」とみなされている筈の若者層が不買運動に積極的に賛同していることにあるようだ。

 韓国の新聞やテレビ媒体などが独自の世論調査結果を載せているが、今後の動向を占う上で最も興味深いのは韓国のインターネット新聞「ネットコリア」(7月26日付)に掲載された韓国インターネット情報技術メディアの「JDネットコリア」が今月23日に10代から50代までの4千397人を対象に実施した以下の「世論調査」結果である。

 ▲日本製品不買運動は必要と思うか?
 「必要と思う」65.0%
 「不可避な対処なので参加すべきと思う」23.8%
 「国民参与は必要とは思うが、不買運動は間違っている」6.1%

 ▲不買運動により日本製品購入に影響を受けるか?
 「ある程度受ける」36.5%
 「相当影響を受ける」31.6%
 「普通」13.5%
 「ほんの少し影響を受ける」10.9%
 「全く影響を受けない」7.5%

 ▲不買運動は日本観光に影響を及ぼすか?
 「相当影響を受ける」54.6%
 「ある程度影響を受ける」21.4%
 「普通」8.8%
 「全く影響を受けない」8.3%
 「ほんの少し影響を受ける」6.9%

 ▲不買関連で消費を少なくすべきと思っている日本製品は?
 「ユニクロ」
 「トヨタ(レクサス)」
 「ダイソー」
 「アサヒ」
 「ロッテ流通ブランド」
 「セブンイレブン」
 「ソニー」
 「ABCマート」

 ▲不買運動がいつまで続くと思うか?
 「日本が輸出規制を撤回するまで続くと思う」40.0%
 「少なくとも数か月は続くと思う」38.7%
 「数週間で加熱した雰囲気は和らぐと思う」10.5%
 「よくわからない」10.1%
 「その他」0.7%

 ▲不買運動が日本政府や日本企業にどの程度負担になると思うか?
 「負担になるのでは」45.3%
 「若干負担を感じる程度では」35.6%
 「相当な負担と影響を受けると思う」14.2%
 「全く影響を与えないと思う」4.9%

 ▲不買運動に不便を感じるか?
 「感じない」66.3%
 「感じる」10.2%
 「わらない、その他」24.5%

 驚いたことに回答者(約1千人)の10人のうち9人が不買運動に賛成していた。「不買運動はやるべきではない」の反対意見は6.1%しかなかったのは意外だった。

 この調査によると、不買運動支持者の世代別では20代が最も多く70.0%、続いて40代(67.5%)、10代(65.5%)、30代(63.5%)、50代(59.0%)の順になっている。一昨日も、高校生らが日本の大使館の前で不買運動を宣言するパフォーマンスがあったが、10代の支持者が65.5%という高い数字を見る限り、今後連鎖反応を起こす可能性が大だ。

 日本では韓国で起きている日本製品不買運動を政府主導による「組織的なやらせ」との見方、あるいは親日とみられるのを恐れ、仕方なく、しぶしぶ参加しているとの見方が圧倒的だが、現実はそうでもなさそうだ。