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大統領就任以来、文在寅が固執する北朝鮮との統一。
日本人にとっては「反日国家」のイメージが強い両国ですが、
もしも朝鮮半島の統一が実現したとすると……
・南北統一=真の国交正常化を意味する
・資源の中国依存を解消
・中国の海洋進出阻止が可能となる
など、巨大反日国家の誕生どころか、日本を救う可能性が高くなります。
決して「絵に描いた餅」とは言い切れない驚愕のシミュレーションをまとめた一冊
トランプ大統領と金正恩総書記(労働新聞から)
北朝鮮がとうとう核武力政策を憲法に明記してしまった。
今月26日から2日間の日程で開催された日本の国会にあたる最高人民会議(第14期第9回会議)で憲法修正が議題に取り上げられ、「核保有国として国の生存権と発展権を保証して戦争を抑止し、地域と世界の平和と安定を守るために核兵器の発展を高度化する」ことが新たに盛り込まれた。
憲法の序文にはすでに「核保有国」であることが明記されていたが、核戦力政策を「近代的な核戦力建設と共和国武装力の時代的使命に関する国家活動の原則として憲法に固着させた」「労働新聞)のはこれが初めてである。
解任を免れた金徳訓総理(労働新聞から)
日本の国会にあたる北朝鮮の最高人民会議第14期第9回会議が9月26日に開かれ、昨日2日間の日程を終え、閉幕した。
この会議で最も注目されていたのが、党政治局常務委員の金徳訓(キム・ドックン)総理の去就であった。
金総理はこの夏、水害対策を怠り、穀倉地帯である平安南道の安石干拓地で水田の冠水を招き、食糧生産に大きな支障を来したとして責任を追及されていたことから解任は必至とみられていた。
尹錫悦大統領と金正恩総書記(大統領室と「労働新聞」から筆者キャプチャー)
世界広しと言えど、敵対関係にあっても交戦状態に至っていない国同士の指導者が相手に向かって「政権を終わらせる」と罵り合うのはおそらく朝鮮半島の南北の指導者だけであろう。
韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は昨日(26日)、ソウル空港(軍用空港)で開かれた「国軍の日」(10月1日)の記念式典で行った演説で北朝鮮に対して「我が軍は実戦的な戦闘力や確固たる対応体制に基づき、北朝鮮が挑発する場合は即時に報復する」と警告を発し、「北朝鮮が核を使用する場合、韓米同盟の圧倒的な対応を通じて北朝鮮の政権を終わらせる」と、語気を強めていた。
北朝鮮の核とミサイルの恫喝が絶え間ないことや健軍の日に10年ぶりに韓国が誇る弾道ミサイル「玄武」や無人潜水艇、自走砲K9、小型ドローンなど46種類の兵器を動員して「軍事パレードを華々しく実施したこともあって若干気が高ぶり、好戦的な演説となったのは止むを得ないであろう。
握手するプーチン大統領と金正恩総書記(労働新聞から)
今月は11日から18日にかけての金正恩(キム・ジョンウン)総書記のロシア訪問に国際社会の関心が集まっていた。
無理もない。ウクライナに侵攻したものの苦戦を強いられているロシアに北朝鮮が武器を供給すれば、ウクライナ戦争が長引く恐れがあり、また仮に北朝鮮の核・ミサイル開発にロシアが技術支援すれば、北朝鮮の「脅威」が一段と増すことから露朝の軍事提携に無関心でいられるはずはない。
それと、忘れられている感があるが、今月は日本も韓国も北朝鮮とは否が応でも関心を払わざるを得ない「メモリアルデー」がある。
平壌駅構内での「金正恩訪露」歓送会(朝鮮中央通信から)
外電によると、ロシアを専用列車で訪問中の金正恩(キム・ジョンウン)総書記はプーチン大統領とは極東沿海州のウラジオストークではなく約1000km離れたアムール州で会い、ボストチヌイ宇宙基地で首脳会談を行うようだ。
昨日、ウラジオストークに入り、東方経済フォーラム(EEF)に出席したプーチン大統領が質問者に対して「ボストチヌイ宇宙基地に訪問する計画がある。私がそこに行けば貴方も分かる」と、含み笑いをし、金総書記との出会いを匂わしたからだ。また、会談後には両首脳が揃ってハバロフスク州産業都市のコムソモリスク・ナ・アムーレにあるスホイ戦闘機生産工場も訪問する計画だと報じられている。
韓国のメディアによると、ボストチヌイ宇宙基地は2012年ロシアがカザフスタン・バイコヌール宇宙基地の依存度を低くして旧ソ連時代に宇宙大国の地位を獲得しようと野心を持って建設した場所とのことだ。
訪朝したロシアのショイグ国防相を兵器展示会に案内する金正恩総書記(労働新聞から)
金正恩(キム・ジョンウン)総書記がプーチン大統領との首脳会談のため早ければ今日(11日)にもロシアを訪問するようだ。金総書記にとっては2019年4月以来、2度目の訪露となる。
露朝首脳会談では政治、外交、経済、特に軍事分野での関係強化が話し合われるものとみられるが、国際社会が注目しているのは唯一一点、北朝鮮のロシアへの兵器供与の有無である。
これまで小国や主権国家に対する大国の武力行使を「大国主義の横暴」と非難し、一貫して反対の立場を貫いてきた北朝鮮が中国を含めキューバ、ベネズエラなどロシアの友好国、あるいは反米国家が一様に軍事支援に慎重な姿勢を示している状況下であえてロシアに軍事面で肩入れすることはあまりにもリスクが大きいようにもみえるが、北朝鮮なりに損得を計算しているようだ。
建国の日(9月9日)の閲兵式で(労働新聞から)
ドイツの公営国際放送「ドイチェ・ヴェレ(DW)」は昨日(9日)、北朝鮮の建国75周年関連報道で金正恩(キム・ジョンウン)総書記の後継者問題を取り上げていた。
「DW」は金総書記の愛娘が昨年11月から頻繁に父親の視察に同行し、2月の人民軍創建70周年の軍事パレードに続いて9日の建国70周年の閲兵式でも雛壇に登壇していたことから「この娘がいつの日にか共産国家北朝鮮の元帥として権力を掌握するため訓練を受けている状況が伝えられている」と報じて、後継者になる可能性を示唆していた。
「DW」は日韓の報道に倣ってこの娘が「ジュエ」という名の第2子という前提で伝えているが、北朝鮮からの公式発表がない限り、正直言って、この娘が第1子なのか、それとも第2子なのか、また、本当に名前が「ジュエ」なのか、正確なことは何一つわからないのが実情である。
建国73周年記念軍事パレード(閲兵式)(労働新聞から)
今日9日は北朝鮮の建国記念日である。金日成(キム・イルソン)主席が1948年9月9日に朝鮮民主主義人民共和国を建国してから今年で75年目となる。
首都・平壌では75周年という節目の年ということもあって70周年の時と同じように軍事パレード(閲兵式)が行われたが、なんと金正恩(キム・ジョンウン)政権発足(2012年1月発足)以来、数えて14回目の軍事パレードとなる。
今年に限って言えば、2月8日(軍創建75周年)、7月27日(朝鮮戦争休戦70周年)に続き3度目である。過去に年2度は、2013年(7月27日の朝鮮戦争休戦60周年と9月9日の建国65周年)と2021年(1月14日の労働党第8回大会祝賀記念と9月9日の建国73周年)にあったが、3度は初めてで、極めて異例である。
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北朝鮮が建国75周年(9月9日)を前についに戦術核攻撃潜水艦を建造した。「金君玉(キム・グンオク)英雄」号と命名された戦術核攻撃潜水艦は日本海側を防御する海軍東海艦隊管下の水中艦戦隊に移管され、6日に進水式が行われた。
ソ連製ロメオ級潜水艦を改造したものとみられるこの潜水艦はおよそ3千トン級と推定されるが、潜水艦にはミサイル垂直発射管が備えられていた。大きな発射管が6個と小さな発射管が4個確認できた。
試験航海のため出港を準備していた「金君玉英雄」号を昨日視察した金正恩(キム・ジョンウン)総書記は進水式で演説を行っていたが、およそ次のようなことを強調していた。
初訪露(2019年4月)し、プーチン大統領と握手する金正恩総書記(労動新聞から)
米紙「ニューヨーク・タイムズ」は9月4日付で金正恩(キム・ジョンウン)総書記が「近くロシアを訪れ、プーチン大統領と会談することを計画している」と報じていた。
韓国の李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防相は国会で、金総書記の訪露について「可能性があるとみている」と発言し、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領にいたってはインドネシアのジャカルタで開かれている東南アジア諸国連合(ASEAN)との首脳会議で金総書記の訪露によって取り沙汰されているロシアと北朝鮮との軍事協力について「国際社会の平和を害する北朝鮮との軍事協力の試みは直ちに中断しなければならない」と北朝鮮とロシア双方に釘を刺していた。
他のどの国よりも事態を重く見ている米国はサリバン大統領補佐官が金総書記に訪露を思いとどまらせ、ロシアに武器を供与しないよう圧力を掛ける一方で、国務省や国防省が揃ってコメントするなど国際社会に警鐘を鳴らしているが、金総書記は「ニューヨーク・タイムズ」の報道のとおり、本当にプーチン大統領との首脳会談のためウラジオストークを訪問するのだろうか?また、今月10〜13日に開かれる東方経済フォーラム(EEF)に出席するのだろうか?
海軍の式典に現れた金正恩総書記の娘(朝鮮中央通信から)
昨日(8月28日)は北朝鮮にとっては海軍の日(海軍節)である。
朝鮮人民軍海軍が創設したのは建国(1948年9月9日)から1年後の1949年なので今年は74年周年で、言わば節目の年ではない。それでも金正恩(キム・ジョンウン)総書記は創設日を祝って、海軍司令部を訪れた。それも「ジュエ(主愛)」とおぼしき例の娘を随行させていた。
金総書記が公式活動に娘を伴うのは実に久しぶりで、5月16日に偵察衛星発射準備委員会を訪れて以来である。
前回に続き打ち上げに失敗した北朝鮮の軍事偵察衛星(労働新聞から)
今朝発射された北朝鮮の軍事偵察衛星はまたもや失敗に終わった。
北朝鮮の国営通信「朝鮮中央通信」の6時15分の報道によると、北朝鮮は今朝午前3時50分頃、平安北道鉄山郡の東倉里にある西海衛星発射場から軍事偵察衛星「万里鏡―1号」を新型衛星キャリア・ロケット「千里馬―1」に搭載して第2次打ち上げを断行したが、「3段の飛行中、非常爆発システムに誤りが発生して失敗した」とのことだ。
北朝鮮は失敗の原因を早期に解明し、「10月に再度挑戦する」とのことだが、これで前回(5月31日)に続き、連続失敗したことになる。
猛省の中、精力的に農場を視察していた金徳訓総理(中央)(今日の朝鮮から)
金正恩(キム・ジョンウン)総書記が久しぶりに怒り狂っていた。
その理由は経済の司令塔である金徳訓(キム・ドククン)総理が率いる内閣の台風、水害対策が杜撰、怠慢で、その結果、穀倉地帯である平安南道の安石干拓地の水田が冠水するなど食糧生産に大きな支障を来したからである。
朝鮮中央通信など北朝鮮の国営メディアが伝えたところによると、平安南道干拓地建設総合企業所で南浦市温泉郡石峙里にある安石干拓地の堤防に排水構造物設置工事を質的に行わなかったことから海水の影響で堤防が決壊して水稲を植えた270余ヘクタールを含む総560余ヘクタールの干拓地区域が冠水する重大な被害が発生したとのことである。
前回失敗した北朝鮮の軍事偵察衛星発射体「千里馬1号」(朝鮮中央通信から)
北朝鮮は前回(5月31日)同様に偵察衛星発射を日本の海上保安庁に通告してきた。発射予定期間は今月24日の午前0時から31日の午前0時までである。
国際海事機関(IMO)が北朝鮮の軍事偵察衛星の発射を批判する決議を採択したことに反発し、北朝鮮外務省が国際問題評論家の名で「我々はこれを我々の事前通報がこれ以上必要でないという機関の公式立場表明と見なす」と批判し、「今後、IMOは我々が行うことになる衛星の打ち上げの期間と落下地点について自ら知って対策を立てろ」と不満を表していたことから今回は事前通告せず、不意に発射するのではとみられていた。
結局、その後、IMOが北朝鮮側の立場を機関の公式文書に反映することに同意したことから北朝鮮は一旦矛を収め、前回同様に発射を事前通告することにしたようだ。
金正恩総書記の立ち会いの下、北朝鮮の戦略巡航ミサイル発射訓練(労働新聞から)
今朝の朝鮮中央通信によると、北朝鮮は戦略巡航ミサイルの発射訓練を行ったようだ。
報道によると、発射訓練は金正恩(キム・ジョンウン)総書記が金明植(キム・ミョンシク)海軍司令官を引き連れ、東海艦隊近衛第2水上艦戦隊を視察した際に行われていた。
発射訓練は警備艦海兵によるものだが、ミサイルが何発発射されたかは明らかにされていなかった。また、日時も明らかにされていなかったが、公開された写真を見る限り、どうやら昨日夕暮れに実施されたようだ。
台風6号の被害地を視察する金正恩総書記(朝鮮中央通信から)
この夏は台風6号に続き、7号も暴風圏内地域に水害被害など甚大な被害をもたらしたが、6号が縦断した朝鮮半島でもそれなりの被害を被ったようだ。
韓国に上陸した台風6号は8月11日午後には勢力が衰え、北朝鮮の首都、平壌の西北西70キロの海上で低気圧に変わったことで北朝鮮は韓国ほど大きな被害を被ることがなかったと伝えられれている。
それでも、韓国と軍事境界線を接している江原道の高城郡では20時間に324ミリの豪雨を記録し、そのため大雨と高潮で堤防が決壊し、200ヘクタール余りの農地が冠水し、それに金正恩(キム・ジョンウン)総書記が激怒したようだ。
左から朴正天元帥、金才龍党政治局員兼書記、崔輝元政治局員
お盆休みの間、北朝鮮が公開した朝鮮戦争「戦勝(休戦)70周年」記念軍事パレードの映像と70周年記念報告大会の映像及び一連の報道を詳細にチェックしてみた。
韓国で「失脚した」とか「粛清された」とか、あるいは「処刑された」と報道されていた党幹部や軍幹部を確認するためである。
直近では昨年まで軍No.1の地位にあった朴正天(パク・ジョンチョン)元帥の消息が最大の関心事であった。
党軍事委員会で朝鮮半島地図の韓国側地域を指さしている金正恩総書記(労働新聞から)
北朝鮮でまたまた、労働党軍事委員会拡大会議が開かれた。党軍事委員会委員長でもある金正恩(キム・ジョンウン)総書記の出席の下、9日に党中央軍事委員会第8期第7次拡大会議が行われたのである。
党軍事委員会拡大会議の開催は今年に入ってすでに4度目である。この種の会議が年に2度開かれることはあっても、4度となると、極めて異例である。ちなみに一昨年は2月と6月の2度、昨年は6月の1度しかなかった。
軍事会議を頻繁に開いて、一体全体何を話しているのだろうか?北朝鮮ウォッチャーならば、大いに気になるところである。
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