2005年1月24日(月)

拉致被害者の写真は偽物だった!!

 「特定失踪者の斉藤裕さんと松本京子さんの二人は北朝鮮に拉致されている。これが、その写真だ。北朝鮮から持ち出された。二人は今も北朝鮮で暮らしている」と、脱北者が提出した二枚の写真は偽物であることが判明した。写真に映っている二人とも脱北者で、現在ソウルに暮らしている。日本人ではなく、純粋に北朝鮮の人間だ。

 写真を提供した提供者は「金欲しさに、偽物を渡した」と告白している。この男が人道問題を金儲けの道具にしていることは「日本人拉致被害者が北朝鮮で死のうと死ぬまいと私には関係ない」「日本人が拉致されても私には関係ない」とマスコミ関係者に話していることからも自明だ。

 韓国での脱北者のインタビュ−には仲介業者が存在している。脱北者を日本のマスコミに売り込むことで利益を得ている。彼らは日本のマスコミを侮り、嘗めている。「多少嘘をついても、誇張しても、わかりやしない。所詮裏は取れないのだから」とこんな具合だ。売り込んでくる脱北者への取材にはより慎重に対処しなくてはならない。でないと、「ババ」をつかまされることになる。