2020年4月12日(日)

 感染者急増の日本に激減の韓国 PCR検査日本は1681人に1人、韓国は100人に1人!

PCR検査を行う感染安全診療所のブース(出所:ソウル市)


 韓国中央疾病対策本部が今日(12日)午前10時に発表した韓国の感染状況によると、韓国の感染者は空港の検疫で感染が確認された18人を含め前日よりも32人の増(累計で1万512人)

 一時は世界で2番目に感染者が多かった韓国は4月1日の101人を最後に三桁は一度もなくこの1週間は46人、47人、53人、39人、27人、30人、32人と推移し、1週間合計で274人。

 新規感染者32人のうち、首都・ソウル市(感染者599人)は前日よりも1人減り、4人。累計で602人となるが、東京(1902人)の3分の1以下である。

 特に、この1週間は24人、11人、10人、11人、5人、4人、3人の計68人と二桁である。一方、東京は116人、143人、83人、79人、144人、181人、189人、197人の計1132人と4桁の感染者が出ている。この1週間だけをみると、ソウルは東京の約16分の1の少なさである。

 感染者がゼロから一昨日再び、7人の感染者を確認した大邱市(感染者6816人)は5人減って、僅か2人の増に留まった。新天地教会を中心に集団感染が発生し、韓国全感染者の65%を占めていることから感染者のリバウンドが憂慮されていたが、増幅しなかったことから地元では安堵している。

 この他、韓国で3番目に感染者の多い京畿道(感染者628人)で4人、2番目に多い慶尚北道(感染者1335人)で3人の感染者が出た。また、前日ゼロだった忠清南道(139人)で1人が追加されたが、人口350万人の韓国の第2の都市・釜山市(感染者126人)は前日に続きゼロだった。 韓国の17の市・道のうち、感染者が一人も確認されなかったのは釜山を含め11地域に上る。

 4月12日午前10時現在、韓国の感染者は累計で1万512人なり、日本(6938人=クルーズ船の感染者を除く)の約1.5倍。死亡者は前日よりも3人増え、累計で214人。 日本(132人=クルーズ船を除く)よりも82人多い。

 韓国の完治・退院者は前日よりも125人増え、7368人となり、今なお隔離治療中の感染者は96人減り、3千人を割って、2930人まで減少した。3月20日の時点では隔離者(6325人)は退院者(2233人)よりも2.8も多かったが、8日後の3月28日に隔離者4523人に対して退院者が4811人となり、逆転していた。

 なお、韓国のPCR検査は前日よりも4142件増えてトータルで51万4621件。国民100人のうち、1人は検査を受けたことになる。ちなみに日本は前日よりも6120件増え、74891件。1681人に1人の割合だ。