2020年12月28日(月)

 文大統領の支持率 再び過去最低に! 菅総理よりも低い!

過去最低の支持率の文在寅大統領(青瓦台HPから)


 韓国の世論調査会社「リアルメーター」がニュース放送チャンネル「YTN」の委託を受け、今月21ー24日にかけて全国有権者約2千人を対象に行った12月第4週の調査結果によると、文在寅大統領の支持率は36.7%と、過去最低を記録した12月第2週の支持率に逆戻りした。

 文大統領の支持率の推移をみると、11月第4週には43.8%あったが、12月に入ると第1週37.4%、第2週36.7%と下降。前回第3週は39.6%とやや持ち直したが、今回再び下落してしまった。

 「不支持」は59.7%と、11月第4週の52.2%よりもさらに7.5ポイント上昇し、「不支持」と「支持」の差は過去最多の23ポイントに開いた。

 文大統領の支持率は7月の第1週に49.8%と、50%台を割ってから50%台を回復できず、常に「不支持」が「支持」を上回っている状態が続いている。

 韓国の場合は、40%を割れば「黄色信号」が、30%前半にまで落ち込めば「赤信号」が灯り、20%台で「死に体」(レイムダック)となる。

 大統領の支持率下落と並行して政権与党の「共に民主党」の支持率も急落し、前回よりも13ポイント下がり、過去最低の29.3%。野党第一党の「国民の力」は2.2ポイントアップの33.8%。与野党の支持率は12月第1週の調査の時点ですでに逆転しているが、今回はさらに差が開いた。

 来年4月には首都・ソウルで大統領選挙の前哨戦となる市長選挙が予定されているが、ソウルでの両党の支持率も「国民の力」が34.1%、これに対して「共に民主党」は28.6%と、ここでも野党が上回っている。

 菅義偉総理の支持率は、NNNと読売新聞が26−27日に行った世論調査では45%(「不支持43%」)。「不支持」が「支持」を上回ったANNの調査(19−20日)でも38.4%あった。