2020年2月29日(土)

 どうにも止まらない韓国での「新型コロナ感染」! 3日連続の500人台で3千人に肉迫!

感染者が出た駐韓米軍基地周辺での発熱検査(出所:駐韓米軍司令部)


 日本では新型コロナウイルス感染者の数は2月29日午前9時現在、前日よりも20人増え220人。死亡者は1人増え、5人となった(クルーズ船の感染者は705人、死亡者6人)。

 一方、韓国は午前9時の韓国の中央防疫対策本部の発表によると、韓国では昨日の午後4時から今朝9時の間に新たに594人の感染者が出た。これにより、29日午前9時現在、韓国の感染者は延べ2千931人に達した。韓国では夕方(午後4時)に2度目の検査結果が発表されることになっているが、3千人を突破するのは時間の問題となった。

 感染者の増加がが二桁で推移している日本とは異なり、9日連続の三桁台、それも27日からは3日連続で500人台(27日=505人、28日=571人)の感染者を出してしまった。

 新規感染者594人のうち、536人は集団感染が発生している大邱市(476人)及び慶尚北道(60人)から出ており、全感染者(2千931人)のうち大邱・慶尚北道だけで2千524人に上る。

 残り58人の内訳は最も多いのが忠清南道で13人、続いて首都・ソウルと第二の大都市・釜山の12人。以下、慶尚南道10人、京畿道4人、蔚山3人、仁川2人、忠清北道1人、全羅南道1人となっている。

 これにより、累計でソウル74人、釜山77人、京畿道77人、慶尚南道59人、忠清南道48人、蔚山17人、大田14人、そして忠清北道は10人となった。(29日午前9時基準)

 死亡者は3人増え、合計で16人、新たな死亡者は70歳、94歳、63歳のいずれも大邱市在住の女性である。

 韓国ではPCR検査を受けた人の数は感染者を除いてすでに8万2762人に達している。大邱市での集団感染場となった宗教団体「新天地イエス教会」の信者8千269人のうち、大邱市最初の感染者で、集団感染の感染源とみられている61歳の韓国人女性と濃厚接触した1千人及び症状が出ている1千193人の検査もすでに終えている。残りの約6千75人に対しても検査を行っており、週末には検査結果が出る予定である。

 なお、感染者が20人以上にいる主な国と地域の発症状況(2月29日午前9時現在)は以下のとおりである。※()は2月26日午前9時基準



 中国    79251人(78190人) 死亡者2835人(2718人)

 イタリア    888人(322人)   死亡者21人(10人)

 イラン     388人(95人)    死亡者34人(15人)

 シンガポール   96人(91人)

 香港       94人(80人)    死亡者2人(2人)

 米国       60人(17人)

 ドイツ      47人(17人)

 クウエート    45人

 タイ       40人(37人)

 フランス     38人(14人)    死亡者2人(1人)

 バーレン     36人(23人)

 台湾       34人(31人)    死亡者1人(1人)

 スペイン     25人

 マレーシア    24人(22人)

 豪州23人   (15人)