2020年6月7日(日)

 どうにも止まらない韓国の「新型コロナ」感染者 2日連続でボーダーラインを越えた!

韓国政府の「新型コロナ対策会議」(出所:韓国中央災難対策本部)


 韓国の「新型コロナウイルス」感染拡大に歯止めがかからない。

  (参考資料:感染者が再び急増する韓国 「第2のシンガポール」に!?

 韓国の中央疾病対策本部が7日午前10時に発表した統計によれば、昨日の全国感染者は57人。前日(51人)よりもさらに6人増えた。韓国の規制及び自粛要請の解除の基準,即ちボーダーラインは50人以下となっているが、2日連続で上回ったことになる。

 直近の一週間だけを日本と比較してみると、5月31日=35人(日本37人)、6月1日=38人(37人)、2日=49人(52人)、3日=39人(30人)、4日=39人(48人)、5日=51人(44人)、6日=57人(46人)の計308人で、日本(294人)よりも14人も多い。

 ちなみに一か月前の今頃は4月30日=4人、5月1日=9人、2日=6人、3日=13人、4日=8人、5日=3人、6日=2人の計45人と、韓国の一週間の感染者は現在の約7分の1程度だった。

 韓国の感染者は累計で1万1776人に達しているが、地域別では2月末に大規模な集団感染を引き起こした慶尚北道の大邱市が6887人と断トツに多く、続いて大邱市外の慶尚北道の1383人となっているが、大邱市も慶尚北道もほぼ収まっており、昨日の大邱市の新規感染者は1人、慶尚北道はゼロだった。

 気になるのは首都・ソウルを中心とした首都圏での集団感染による急増で、昨日の新規感染者57人のうち52人までが首都圏に集中していた。

 内訳は、全国で3番目に多い首都・ソウルで29人、4番目の京畿道(934人)で19人、そして5番目に多い仁川(279人)で新たに6人の感染が確認された。

 ソウル市は規制が解除された5月6日までの1週間は4人、9人、6人、13人、8人、3人、2人と計45人だったのがこの1週間は2人、15人、18人、20人、13人、23人、27人と推移し、倍以上の計100人に上り、累計で974人に達した。10万人当たり発生率は10,01人に上昇した。

 それでも、ソウル市の感染者(974人)は東京(5343人)の5分の1以下で、死亡者(4人)も東京(309人)とは比較ならないほど少ない。死亡者に限っては4日連続で韓国はゼロを記録しており、依然として273人のまま推移している。

  (参考資料:韓国経済は大丈夫か?韓国シンクタンクの「韓国経済展望」