2020年10月25日(日)

 「コロナ感染者」は韓国が全体で2万5千人なのに東京だけで3万人を突破! ソウルの5倍で大丈夫か?

 東京都の感染者が3万人を超えた。これだけでは少ないのか、多いのかは皆目見当がつかない。

 確かに、パリやマドリード、ニューヨークなど欧米の都市に比べれば、東京都の感染者数は断トツに少ない。従って、感染拡大を防いでいる、うまくいっているということになる。しかし、隣国(韓国)に比べれば、明らかに多すぎるのだ。

 韓国は国全体でも3万人には達してない。2万5千人ぐらいだ。ソウルに限っていうならば、5807人で、東京の5分の1だ。東京(約1400万人)の人口がソウル(約1000万人)よりも約400万人多いことを差し引いても、5倍は論外である。

 感染者が多くても、重症者、死亡者が少なければ救われるのだが、死亡者数もソウルの74人に対して東京は445人で、実に6倍も多い。

 NHKや読売新聞などの世論調査によると、日本人の50%以上が新型コロナウイルスを巡る政府の対応を評価しているようだが、韓国人はシビアで29%しか文在寅政権の対応を評価していない。

  (参考資料:政府の「コロナ対応」評価は日本人の56%に対して韓国人は29%!摩訶不思議な現象!

 日本が比較、評価の対象とすべきは、韓国に限らず、ある程度感染対策がうまくいっている国を参考にすべきである。悪い例ではなく、良い例と比較して、検証しなければいつまで経っても良くならないからだ。

 トランプ大統領がバイデン候補との2回目のテレビ討論で「自分は新型コロナ対策で素晴らしい仕事をしている」と自賛していたが、この発言にオバマ前大統領が昨日のバイデン候補の応援演説で異を唱えていた。その際に比較対象に持ち出したのが韓国であった。

 オバマ前大統領はずばりこう言い放った「米国も韓国も最初の感染者は同じ日だった。今、韓国の人口当たりコロナ死亡率は米国の1.3%に過ぎない」と。

 ちなみに東京都の最初の感染者は2月24日で、ソウルは1日早い2月23日だった。

  (参考資料:東京はソウルに比べて感染状況が悪いのに本当に大丈夫なのだろうか?