2025年11月2日(日)
北朝鮮がロシアに追加派兵か!? 金総書記が特殊作戦部隊の訓練を参観
金正恩総書記を囲む特殊作戦部隊戦闘員(朝鮮中央テレビから)
トランプ大統領のラブコールを無視し続けていた金正恩(キム・ジョンウン)総書記が昨日(11月1日)党中央軍事委員会副委員長である朴正天書記(元帥)を伴って突如、朝鮮人民軍第11軍団の指揮部を訪れていた。
平安南道徳川市に本部がある暴風軍団とも第8特殊軍団とも呼ばれている第11軍団は第365大連合部隊という偽称が使われることもあるが、傘下には地上狙撃部隊、海上狙撃部隊隊、航空狙撃部隊隊、軽歩兵部隊隊の他に特攻隊精神で武装されている自爆部隊もある。
金総書記は軍副総参謀長に抜擢された金英福(キム・ヨンボク)上将の後任に任命された李奉春(リ・ボンチュン)軍団長の案内を受け、革命事績館や作戦研究室などを見て回った後、特殊作戦部隊戦闘員の訓練を参観していた。
金総書記の視察を伝えた朝鮮中央通信によると、金総書記は戦闘員の訓練の様子を見ながら、「この世で最も低劣で卑劣な敵から国家の主権と発展権を徹底的に守り、人民の運命と未来をしっかり守るべき重大な使命の決行に万般に準備された我が武力の完璧な臨戦態勢に大きな満足の意を表した」そうだが、「低劣で卑劣な敵」がどの国を指しているのかは不明だ。
おそらく、第1位の敵である韓国を指しているものと思われるが、対露派兵部隊が相手にしているウクライナについては一言も言及していない。また、記事にはロシアの「ロ」の字もない。
しかし、ウクライナに占拠されたロシアのクルスク州奪還のためにロシアに派遣された兵力が特殊作戦部隊であったことから今回も金総書記の前で戦闘訓練を披露した兵士らがロシアに派兵されるかもしれない。
それと言うのも金総書記は昨年10月22日に第1陣として3千を派遣する直前の10月2日にも西部地区特殊作戦部隊の訓練基地を視察し、特殊部隊の訓練を参観していたからである。
金総書記の外交ブレーンである崔善姫(チェ・ソンヒ)外相が10月26日に訪露し、モスクワ滞在中にラブロフ外相だけでなく、プーチン大統領とも面会していたが、この席でロシアから派兵の要望が伝えられた可能性も考えられる。
(参考資料:軍事パレードで脚光浴びた対露派兵部隊は現在も最大で1万3千人が戦闘中 ウクライナに越境するのか?)