2025年11月9日(日)
北朝鮮が党創建80周年軍事パレードで誇示したかった兵器は6種類 記念切手で判明!
朝鮮切手社が発行jした労働党創建80周年慶祝閲兵式記念切手(朝鮮切手社HP)
北朝鮮のミサイル発射が再開されているが、先月10日に行われた朝鮮労働党創建80周年軍事パレードで登場した兵器の数は通常の軍事パレードよりも少なかった。しかし、その中で米国や韓国など敵国に誇示したかった新型兵器が14日に朝鮮切手社から発行される記念切手で以下6点であることが判明した。
◇上段(左)「天馬―20」戦車
「天馬―20」戦車はウクライナ戦争で得た教訓から敵の対戦兵器が接近すれば、自動的に反応し、迎撃する「ハードキル」(直接迎撃)能動防御体系が搭載されている。「ハードキル」能動防御体系の開発では北朝鮮は韓国に先行している。2025年5月に金正恩(キム・ジョンウン)総書記が戦車工場を視察した際に陳列されていた。軍事パレードでは「天馬―20」型縦隊について「我が軍の第1兵種である砲兵武力の強勢を見せる155ミリ自走平曲射砲縦隊が敵撃滅の砲身を高くして広場を通り過ぎている」とアナウンスされていた。
◇上段(中〕大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星―20」型
固形燃料使用の「火星19」型と同じサイズ(27m)のャニスターの蓋が丸い「火星―20」型は炭素繊維複合素材を使用することで重量が25〜30%軽減。エンジン出力は「火星19」型(140tf)よりも40%以上アップ。最大推進力は1960KN(約200tf)に達する。弾頭部分が円形になっていることから4〜5個の核搭載可能の多弾頭ミサイルと推定される。射程距離も1万5千km以上と推定。北朝鮮は「世界最強の核戦略兵器」と自評していた。
◇上段(右)600mmロケット砲
600mm超大型ロケット弾は並みの短距離弾道ミサイルよりも大きい。ロケット弾としては他に類を見ない。約30kmの低い高度で、最大射程距離は380km。装輪型(タイヤ式)の4連装発射機と装軌型(クローラー式)の6連装発射機がある。軍事パレードでは6連装型の4軸8輪の装軌型が行進していた。
◇下段(左) 多連装無人機
無人攻撃の横向きの発射台が初めて公開された。発射台はスナップ型、コンテナ型に改良されている。発射台は延べ6基のドローンを発射できる。
◇下段(中)「火星11―マ」極超音速滑空ミサイル
「火星11―マ」極超音速滑空ミサイルは新型戦術誘導兵器「火星砲―11ナ」(全長9m以上、直径90〜92cm、弾頭重量2t)を改良したものである。「火星砲―11ナ」はマッハ6.9kmで低空飛行した後、目標地点で急上昇して目標物に突き刺さる技術が適用されているが、「火星砲―11ナ」同様に5軸10輪TELに搭載されている「火星11―マ」の速度は極超音速である。移動式発射台だけでなく、列車からも発射される。これにより韓国のミサイル防衛網(MD)が無力化される恐れがある。
◇下段(右)新型極超音速中長距離戦略ミサイル
「火星砲―16ナ」と称されている新型極超音速中長距離戦略ミサイルは2024年4月2日に初の試射があった。ミサイルから分離した極超音速滑空飛行戦闘部は想定された飛行軌道に沿って1次頂点高度101.1km、2次頂点高度72.3kmを経て飛行し、射程1000km界線の朝鮮東海上の水域に正確に着弾した。この時、金総書記は「我が国防科学技術力の絶対的優勢を誇示するもう一つの威力ある戦略攻撃兵器が生れた、これで我々は異なる射程の全ての戦術、作戦、戦略級のミサイルの固体燃料化、弾頭操縦化、核兵器化を完全無欠に実現することによって、全地球圏内の任意の敵の対象物に対しても『迅速に、正確に、強力に』という党中央のミサイル戦力建設の3大原則を立派に貫徹することになった」と強調していたが、今年1月6日にも再発射していた。