2025年10月23日(木)

 世論調査で明らかとなった「同質化する日本と韓国」 「異質化する韓国と北朝鮮」

日本の官邸で行われた日韓条約調印式(韓国外交部提供)

 高市早苗首相の支持率が高いが、比例して韓国でも高市首相への関心が高まっている。

 韓国のメディアが揃って「極右」とか「女性安倍」とか、「反韓人士」と伝えていることもあって韓国人の多くは高市首相にネガティブなイメージを持っているが、その一方で「男性社会の日本でよくぞ女性が総理になれたものだ」との評価から「人物像」への関心も高まっている。

 折しも、先月、韓国のソーシャルディスカバリーサービス「ウイッピー」(WIPPY)の世論調査「韓日恋愛、交際認識調査」が発表され、若い世代の間で日本人への関心が高まっていたのでなおさらだった。

 韓国人の対日感については今年8月にも世論調査機関「韓国ギャラップ」が行っており、その結果、10〜20代の77%、30代の67%が日本に「好感を持てる」と回答していた。

 また、日本でも6月に読売新聞が姉妹紙「韓国日報」と共同で行った世論調査を行っており、その結果、18〜39歳の若年層では日韓共に「相手に親しみを感じる」と答えた人は5割超となっていた。

 この「ウイッピー」の世論調査は好感度調査ではなく、交際、恋愛、結婚についてまで聞いているのが一味違うところである。

 別称「出会いのプラットフォーム」とも呼ばれている「ウイッピー」は累積で800万人の若者が利用している人気アプリであるが、9月12〜17日に男女会員1万人を対象に行った調査によると、韓国人男性の91.3%が日本の文化に肯定的で、96.9%が日本の女性との出会いを望んでいることがわかった。

 また、韓国人男性の72.3%が「友達の関係から恋人の関係に発展する」ことにも異論はなく、そのうち25%が日本の女性との結婚に前向きだった。

 韓国人男性の多くは日本人女性に「細心で、思いやりがある」「落ち着いており、温和である」との肯定的イメージを持っていた。

 一方、韓国人女性の場合も過半数を上回る58.5%が日本の文化に肯定的で、47%が日本の男性との出会いに積極的だが、但し、日本人男性と「結婚しても良い」は3.5%しかなかった。

 韓国人女性の43.7%は日本の男性について「特別に思い浮かぶイメージはない」と回答していた。

 この調査では日本人の20代と30代にも同じ質問をぶつけ,アンケート調査を行っていたが、日本人男性の83.9%が韓国の女性との出会いを希望しており、そのうち58.4%が「恋人にしたい」、24.7%が「友達として」と答えていた。

 また、日本人女性の83.9%は韓国人男性との出会いに抵抗感はなく、「友達の関係から恋人の関係に発展する」ことを望む女性も73,1%と高かったが。しかし、「結婚まで考えている」人は9%しかいなかった。

 日本人男性の64.9%は韓国人女性について「スタイルが良い。風貌の魅力的」とのイメージを持っており、日本人女性の52.6%は韓国人男性について「細心で優しい」と回答していた。

 文化からファッションにいたるまで共通点の多い日韓は今後、人的交流が深まるにつれ、さらに身近になり、一体化してきつつあるが、それと比例して、遠ざかる一方なのが言語から何まで同じDNAを持つ同族の北朝鮮との関係である。

 ソウル大学平和統一研究院は9月30日、全国成人男女1200人を対象に7月21日?8月17日に実施した「2025年 意識調査」によると、20?30代の56.7%は「統一は必要ない」と回答していた。

 また、統一部傘下の統一研究院が10月20日に発表した「統一意識調査2025」によると「北朝鮮に関心がない」と答えた割合は68.1%に達していた。

 日韓は異なる民族であるにもかかわらず、顔かたちから嗜好まで似て、同質性が増す一方なのに逆に同じ民族の南北の異質性が際立っていることは何とも皮肉な現象である。