2025年10月29日(水)
トランプ大統領が金正恩総書記との会談をギブアップ! 北朝鮮から応答なく、米朝首脳会談は不発へ
再現しなかった板門店でのトランプ大統領と金正恩総書記のご対面(青瓦台写真記者団)
アジア(マレーシア→日本→韓国)歴訪をスタートした直後から北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記に「会いたい」とラブコールを送り続けていたトランプ大統領が金総書記との首脳会談を断念したことがわかった。
トランプ大統領は金総書記との会談に意欲を示し、核問題や制裁問題で善処する用意があることを伝え、さらに会えるならば30日の帰国予定日を1日延ばしても良いとまで言ってひたすら返事を待ち続けていたが、日本の次の訪問地、韓国での李在明(イ・ジェミョン)大統領との首脳会談の席で「今回は金(国務)委員長と日程の都合をつけることができなかったが、これからも北朝鮮との対話のための努力を継続するつもりである」と述べ、事実上、白旗を掲げた。
金総書記側から非公式に「今回は日程の都合上、会えない」との連絡があって諦めたのか、それとも時間切れで断念したのかは定かではないが、トランプ大統領は「私は金正恩をよく知っている。我々は仲良くしていた。ただ、時間を合わせることができなかった」と、米朝首脳会談が実現できなかったことを惜しがった。
それでもトランプ大統領は慶州でのAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議を機に米朝首脳会談を期待していた李大統領に対して「私は朝鮮半島の南北が公式には戦争状態にあることを知っている。すべてを正すため我々が何をすべきかを考えて見なければならない」と語り、第1次政権下で合意に達しなかった戦争終結宣言や平和協定の締結を念頭に入れた発言を行った。
また、トランプ大統領は「我々が合理的なことをやれるように貴方と貴方のチーム、そして他の多くの共に一生懸命努力したい」とも語っていた。
李在寅政権の鄭東泳(キム・ドンヨン)統一部長官をはじめ政府及び与党の要人らは板門店、あるいは開城、さらには北朝鮮の元山での米朝首脳会談の開催を予想していたが、いずれも予想は外れた。
トランプ大統領は北朝鮮に好条件を提示し、何度もラブコールを送ったものの結局のところ、米韓首脳会談前に金総書記から肯定的な反応を得ることができなかったようだ。
トランプ大統領はAPECが行われている慶州から釜山に移動し、明日午前に習近平主席と首脳会談を終えた後、午後の便で帰国の途に着く。ワシントン時間の午後17時半(日本時間の午前6時半)にホワイトハウスで行われるハロインの行事に出席する予定である。