2025年9月18日(木)
韓鶴子総裁が検察に出頭した日に元NO.2は裁判所に出廷 対立する証言!
韓国の統一教会が公開した特別メッセージを発表した日の韓鶴子総裁(韓国統一教会配信)
統一教会の「教祖」である韓鶴子(ハン・ハッジャ)「世界平和統一家庭連合」総裁は17日に特別検察(特検)に出頭し、検察の事情聴取に応じた。
体調が回復したから予定通り出頭したのか、それとも8日、11日、15日と3度も出頭拒んだことで強制連行される恐れがあるとみて、出頭に応じたのかは定かではないが、入廷する際には関係者に両脇を抱えられ、また出廷する際には車椅子に乗っていた。
「特検」の取り調べは午前10時から午後4時45分まで約7時間にわたって行われたが、韓総裁は証言拒否権を行使せず、対応したと伝えられている。
但し、50枚分量の質問事項を準備し、検察が質した尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領夫人、金建希(キム・ゴンヒ)氏へのネックレスなどの貴金属贈与疑惑や最大野党「国民の力」の前院内総務、権性東(クォン・ソンドン)議員への不正献金などの疑惑については「なぜ、私がそんなことをする必要があるのか」と反問し、全面否認したようだ。
韓総裁側は自身も教団も全く関与しておらず、尹英鎬(ユン・ヨンホ)前世界本部長とその妻(元財政局長)が「自身らの私利私欲のため結託して教団の金を不正に横領し、勝手に行ったことである」として、無関係を主張している。
一方、教団から責任を擦り付けられた尹前世界本部長は韓総裁の取り調べが終了する直前の午後4時にソウル地裁に出廷し、占い師、全聖培(チョン・ソンベ)氏を通じて金夫人にネックレスなどを渡したことも権性東議員に1億ウォンを手渡したことも認めたうえで自身に掛けられている請託禁止法違反、政治資金法違反及び業務上横領容疑については「韓総裁の指示による、韓総裁の許可を得て行ったことである」と主張していた。
裁判を傍聴した関係者によると、「特検」は「この事件は宗教団体の利権追及の過程で大統領と国家予算と組織が動員された国政壟断である」と規定し、「被告人(尹英鎬)は統一教NO.2としてすべての犯行を主導した」と、その非を断じたそうだ。
尹前本部長は先月18日に権性東議員に1億ウォン寄付した政治資金法違反と金夫人に貴金属を贈った請託禁止法違反容疑の他に業務上の横領容疑と証拠隠滅容疑などで4つの容疑で起訴されていたが、証拠隠滅容疑は韓総裁ら教団執行部らのラスベガスでの賭博疑惑関連である。
「特検」は尹前本部長が権性東議員からの「春川警察庁がラスベガでのカジノ疑惑を内偵しているようだ。2013年〜14年の金の出所を調べており、家宅捜査に入るかもしれないので備えたらどうか」との連絡を受け、海外事業関連に関する会計資料を削除したことを「証拠隠滅を図った」とみなしているようだ。
教団元No.2の次の公判は9月30日午前11時に開かれるが、韓総裁に対して「特検」が再度、検察に出頭するよう命じるのかは定かではない。
一部では全面否認しているので再召喚しても同じことだとして、共謀者の尹前本部長らも逮捕していることから韓総裁にも逮捕状を請求するのではないかと伝えられている。
(参考資料:韓国統一教会「正念場の週」 贈賄容疑で韓鶴子総裁は出頭、収賄容疑で権性東議員は逮捕へ)