2026年4月3日(金)
「金正恩の娘」がついに切手にも登場
切手に登場した金正恩総書記の娘(朝鮮中央通信から)
「1年に1万世帯」をスローガンに掲げた首都建設5カ年計画は、最後の和盛地区第4段階1万世帯住宅の竣工式が、父・金正日(キム・ジョンイル)前総書記の誕生日にあたる2月16日に盛大に行われた。朝鮮中央通信は「首都建設5カ年計画を締めくくる和盛地区第4段階1万世帯住宅の竣工式が、わが国家のめでたい祝日である2月16日に盛大に行われた」と伝えた。
報道では言及されていなかったが、この日、党・政府・軍の幹部らとともに、金正恩(キム・ジョンウン)総書記の「ジュエ」と称される娘と李雪主(リ・ソルジュ)夫人も出席していた。
娘は昨年金日成(キム・イルソン)主席の生誕日である4月15日に和盛地区第3段階1万世帯住宅の竣工式に同行したが、建国の父である金主席の生誕日である「太陽節」関連行事に出てきたのもこれが初めてであった。
朝鮮中央通信が配信した写真は全部で38枚。そのうち17枚に娘が写っていた。李夫人を含む親子の写真は2枚だけで、娘と父親とのツーショットをクローズアップした写真が5?6枚あった。このうちの1枚が記念切手に使われていたが、娘が切手に登場したのはこれが初めてである。北朝鮮ウォンで110ウォン切手である。
北朝鮮の記念切手は、金日成主席、金正日(キム・ジョンイル)前総書記、そして金正恩(キム・ジョンウン)総書記ら最高指導者に関連するものが多いが、軍事パレードやミサイル・衛星の発射、記念碑などの建造物、さらには動植物や自然風景を描いたものも多い。また、スポーツ大会での優勝や金メダルを獲得した選手、外国の首脳が訪朝して金総書記と会談した場面なども題材として発行される。
今回、肩書も地位も、何の業績も実績もない娘が切手に登場したのは、やはり「後継者だから」ともいえるが、コレクター用の記念切手ではなく、国内流通だけでなく外国向け郵便にも使用可能となれば、事実上、後継者として認知され、お披露目されたに等しいことになる。
娘は今年1月1日、金日成主席と金正日前総書記が安置されている錦繍山太陽宮殿を初めて公に訪問し、注目を集めていたが、切手に登場したことで後継者に「内定」(韓国国家情報院)どころか、決定したと言っても過言ではないようだ。
(参考資料:やはり娘が「後継者」! 朝鮮労働党機関誌に「最高指導者が存命中に後継者を擁立する理由」が!)