2026年1月6日(火)
韓国のメディアが騒ぎ立てた「金正恩余命は2026年まで」の米保険会社の予測
2022年「コロナ」による高熱に苦しんだ金正恩総書記(朝鮮中央テレビから)
「ジュエ」と称されている金正恩(キム・ジョンウン)総書記の娘が最近とみに公の場への露出が増えていることから韓国のメディアは金総書記の後継者問題を取り上げるケースが目立ってきた。
確かに娘は先月(12月)は江東郡地方工業工場の竣工式(15日)、新浦市地方工場の竣工式(19日)、三池淵観光地区に新設のホテルが竣工式(20日)、原子力戦略誘導弾潜水艦の建造現場(24日)と立て続けに父親の視察に同行していた。
今年も1日には新年祝賀式典(公演)に出席し、また祖父ら先代の遺体が安置されている錦繍山太陽宮殿にも参拝していた。昨日(5日)も対露派兵部隊を追慕する記念館の建設現場に行き、父親と共に植樹の初の鍬入れを行っていた。
特に初めて宮殿に参拝したこと、それも本来ならば父親が位置する最前列のど真ん中に立っていたことから「後継者に決まったのでは」と、俄然注目を浴びることになった。
北朝鮮の話題を頻繁に取り上げている脱北者が運営するユーチューブ放送だけでなくテレビ「チャンネルA」や「SBS」など大手のテレビ媒体でも後継問題絡みで娘の動静を伝えているが、番組の多くは「男性優位の北朝鮮で女性の後継者は考えにくい」「金正恩は42歳と若いのにまだ13歳の娘を後継者にする理由がわからない」という類のものから「後継擁立を急ぐのは健康が優れず、先が長くないから」と、大胆予測するものまである。そこで気になるのは金総書記の健康問題である。
「健康不安説」は主に韓国情報機関「国情院」が毎年国会情報委員会に提出する「極秘情報」が情報源になっているが、それとは別に昨年2月23日に「チャンネルA」の番組で取り上げられた米国の生命保険会社「N?rthwestern Mutual」とワシントン州立大学が共同で開発した「期待寿命予測システム」の結果も引き金になっている。驚いたことに金総書記の余命は「2026年まで」との判定が出たからである。
「期待寿命予測システム」は本人の年齢や身長、体重だけでなく、家族歴(家族中2名以上が55歳になる前に死亡したかどうか)、生活習慣、ストレス、喫煙から飲酒など様々な情報を入力して寿命を算出しているが、金総書記については「著しく改善しない限り、2026年42歳で亡くなる」との「診断結果」が出ていたそうだ。
金総書記の「病歴」については高血圧、糖尿、心不全、虚血性心疾患、内臓脂肪型肥満、超高度肥満、下半身の筋肉不良、膝関節炎、痛風などを患っていると言われていることからこれらをすべて入力したものと推測されるが、体重と身長以外は何ひとつ正確なデーターではない。
体重は後継者になった2011年の90kgから2016年130kg、現在は140kgと推定されている。体重が140kgならば、肥満度指数(BMI)は正常基準(25)を遥かに超え、40半ばに達していることから超高度肥満状態により心臓病ハイリスク群に該当するとの分析されている。
確かに外見からもわかるように金総書記の顔面はまるで飲酒でもしたかのように常に赤い。演説する時も息遣いが荒い。じっと立っていられず、常に演台にもたれかかるように両手を付き、体を左右に揺さぶりながら演説をしている。
工場視察でも長時間歩けず、直ぐに座っている。30歳の頃には杖をついていたこともあった。左胸や後頭部にも意味不明のばんそこらしきものを貼っている。何よりもヘビースモーカーなので健康は決して良好とは言えないであろう。
北朝鮮は社会主義国でありながら、韓国同様に儒教や封建的な要素がまだ色濃く残っている国である。信仰深くないのにどういう訳か北朝鮮は願掛けというか、縁起を担ぐ。ちなみに北朝鮮にとってのラッキーナンバーは「9」である。
その理由は建国記念日が9月9日ということではなく、最初にゲン担ぎをしたギャンブル好きの父・金正日(キム・ジョンイル)氏が自身の誕生日が2月16日で、数字を全部足すと末尾が「9」になり、金正恩(キム・ジョンウン)総書記の誕生日もまた1月8日で、数字を足すと「9」になるからである。
逆に縁起が悪いのは「0」である。金総書記から国際電話で直接指示を仰ぎながら金総書記の代わりにマカオで賭け事をしていた金総書記のお抱え料理人、藤本健二氏によると、金総書記は「9」に拘り、「0には絶対掛けるな」と厳に命じられていたそうだ。
そういえば、金正日氏が脳梗塞で倒れ、生死を彷徨った年は2008年だった。また、第1次トランプ政権との間で戦争寸前までいったのが2017年の年だった。いずれも数字を足すと末尾は「0」だ。その意味では今年、2026年は北朝鮮にとっては縁起の悪い凶年ということになる。
「期待寿命予測システム」の結果では「健康を著しく改善しない限り、この予想は当たるかもしれない」と予告しているので金総書記は健康にはくれぐれも留意したほうがよさそうだ。