2010年6月16日(水)
W杯ブラジル戦で奇跡は起きなかった
北朝鮮―ブラジル戦は1−2で、予想とおり、ブラジルの勝利に終わり、奇跡は起きなかった。
結果からすると、ブラジルにとっては辛勝、北朝鮮にとっては惜敗ということになる。
今朝の日本のテレビもブラジルー北朝鮮戦を伝える中で北朝鮮の健闘ぶりを称えていたが、韓国の反応が物凄い。
インターネットには「よく戦った」「北朝鮮、こんなに強かったのか」「イデオロギー抜きで、これからは北朝鮮を応援する」とのアクセスが殺到していた。外国のメディアの反応はもっと凄い。
AP通信は北朝鮮の守備力を称え、ロイター通信はブラジルのドゥンガ監督の「隠遁国家から来た選手らによってもう少しで44年前のイタリア戦を再現させられるところだった」とのコメントを載せていた。フランスのAFP通信は「鄭大世1人でブラジルの守備陣を混乱に陥れた」と、鄭大世のプレーを絶賛していた。英BBCも「死のG組」で得失点差を最小限にとどめた北朝鮮を評価。「事前の予測よりも困難な試合に持ち込んだ」と伝えた
中国の新華社通信は「北朝鮮は1−2で負けたが、アジアの国家の中ではブラジルを相手に最高の成績だった」と伝えていた。2002年の日韓ワールドカップでは中国が0−4で、また2006年のドイツワールドカップでは日本が1−4で負けたことを例に取った。
FIFAは今日のホームページでの広報で「北朝鮮はヨハネスブルグに手ぶらで来たが、ブラジルを相手に戦った彼らの頑張りには涙を誘うほど興奮した」と報じていた。