2010年3月8日(月)
ブラジル戦の「世紀の番狂わせ」は無理だ
チリ大地震の影響で3日のチリとの親善試合が流れた北朝鮮ナショナル・チームが急遽、ブラジル戦を想定し、チリと同じ南米のベネズエラを相手に2度の親善試合を行ったが、一度も勝てなかった。
ベネズエラで5日に行われた初戦は1−1の引き分け、7日の再戦は1−2で惜敗。日本で活躍している鄭世大、安英学ら海外組が抜けていたとはいえ、またアウエーのハンディがあったにせよ、W杯出場を逃した世界ランク47位のベネズエラに勝てないようでは、世界ランク2位のブラジル戦での「大番狂わせ」は手で雲を掴むようなもの。
ベネズエラはW杯進出を賭けた中米予選では10チーム中8位。W杯出場国のブラジル、チリ、パラグアイ、アルゼンチン、ウルグアイと計10度戦って、6敗4分。一度も勝てなかった。4分けのうち2分は、中米予選で勝ち上がれず、北中米カリブ海地区4位のコスタリカとのプレーオフで辛うじて進出を果したウルグアイとである。
やはり、ブラジル戦での「世紀の番狂わせ」は無理だ。