2010年3月24日(水)

朴南基部長が金総書紀の視察映像から消えた!

 今年1月9日以降、動静が伝えられてなかった朴南基・党計画財政部長はやはり更迭、処刑された可能性が高い。

 朝鮮中央テレビは昨年11月に金正日総書記が「2.8ビナロン工場」を現地視察した際の模様を19日、20日と二日連続して放映したが、随行した朴部長の場面が削除されて放送されていたとのことだ。

 金総書紀のビナロン工場視察はドキュメント映像として2月24日から3月2日までの一週間、連日リピート放送されていたが、その際には朴部長も4度登場していた。しかし、19日の放送分からは、朴部長の場面は全面カットされて放送されていたようだ。

 こうしたことから、解任された朴部長が「国家経済を計画的に破綻させた反革命分子」として3月2日以降に処刑された可能性が高まった。健康上の理由からの更迭ならば、映像から削除されることはあり得ないからだ。

 過去に、徐寛熙農業担当党書紀やロシアの大使を長い間勤めていた権熙京党対外調査部長らが「米国のスパイ」「ソ連のスパイ」として逮捕、処刑された際にもその後公開された金総書紀の記録フィルムから抹消されていた。