2002年6月8日(土)
日韓共催W杯の南北応援団
ワ−ルドカップの共催国である日本と韓国は善戦健闘で、両国とも決勝リ−グに進出する可能性が高まっている。両国とも予選を勝ち抜けば素晴らしいのだが、最悪でもどちらかがベスト16に入れば主催国としての面目が保てる。
「日本頑張れ!」「韓国頑張れ!」という気持ちを日韓双方の国民が持てば、日韓共催は大成功と言える。それと、注目すべきは北朝鮮の対応です。1988年のソウル五輪の時は直前まで開催を妨害していたが、今回は試合を録画中継し、国民に見せるなど「友好的な対応」を示している。
朝鮮総聯も韓国に応援団を派遣している。朝鮮総聯が民団と共同応援団を結成してスタジアムで韓国チ−ムを応援する姿は数年前までは全く考えられなかった。南北の公式対話は停滞しているが、ここ数年国民レベルでの和解、民心の絆は想像以上。
9月8日には北朝鮮がナショナルチ−ムをソウルに派遣し、南北サッカ−試合も行われる。北朝鮮の建国記念日(9月9日)の前日に行われる親善試合に合わせて仮に金正日総書記が訪韓すれば、南北首脳が一緒にサッカ−を観戦するシ−ンが登場した映画「シュリ」の再現となる。そうなれば良いのですが、それもこれも金総書記の胸三寸だ。