2008年3月27日(木)
上海の南北のサッカーは引き分けで良かった
日本とバーレーンの試合が始まる前にインターネットで上海で行なわれた南北の試合結果を検察。南北の試合は、日本とバーレーンとの試合よりも3時間前に始まっていたので、11時には結果が出ていた。0−0の引き分けだった。実力的には韓国のほうが上で、2−0もしくは3−0で韓国が勝つのではと予想していたが、やはり勝負というのはやってみなければわからないものだ。
負けたわけでもないのに韓国の落胆は大きかったようだ。アウエーでの試合ならば、引き分けも仕方がないが、今回は、北朝鮮が韓国の国旗掲揚と国歌の演奏を拒否、平壌でのホーム試合を返上し、中立国の中国、それも韓国が望んでいた上海で行なわれた。それだけに勝てなかったのは相当ショックだったようだ。
韓国のテレビニュースを見ると、3万席のスタンドの大半は、韓国国旗を手にした韓国人らで埋められ、応援合戦では韓国から駆けつけたきたサポーター「赤い悪魔」を中心とした韓国側が、その数1千人そこそこの、スタンドの一角を占めていた北朝鮮応援団を完全に圧倒していた。まるで韓国のホーム試合のような雰囲気の中で試合が行なわれていた。
試合後、双方の選手が相手の応援席に挨拶に行くシーンもあったが、南北応援団とも隔たりなく相手の選手に熱い激励と声援を送っていたのが印象的だった。
上海在住の人らにとってはむしろ引き分けで良かったのかもしれない