2009年2月11日(水)

今日のW杯アジア最終予選での日韓と北朝鮮の勝敗は?


 今日は、サッカーの南アW杯アジア最終予選が一斉に行なわれる。

 A組(グループ1)の日本はホームで強豪の豪州が相手。これまで3戦全勝の豪州は勝ち点9で首位。日本は2勝1引き分けで、勝ち点7の2位。

 当然日本が勝てば、勝ち点10で、首位が入れ替わる。引き分けか、負けたとしても2位はキープできる。勝ち点4で日本を追っているカタールは試合がなく、勝ち点1同士の4位バーレーンと最下位のウズベキスタンのどっちが勝っても影響しないからだ。しかし、ここはホームでの試合だけに必勝し、前半をトップで折り返したいところだろう。

 FIFAランクでは日本の37位に対して豪州は27と、豪州が上だが、過去16回の対戦成績は、6勝6敗4分の全くの5分とのこと。しかし、ここ5試合では、日本が3勝1敗1分とリードしている豪州チームの監督は自信満々のコメントをしていたが、日本が勝つと予測する。

 B組(グループ2)では首位の韓国が2位のイランと敵地で、3位の北朝鮮が4位のサウジアラビアをホームで迎え撃つ。

 W杯7回連続出場を目指す韓国はこれまで2勝1分の勝ち点7。一方のイランは1勝2分の勝ち点5。FIFAランクではイランの44位に対して韓国は46位。実力的にはイランがやや上だが、過去の対戦成績はこれまた8勝8敗5分の互角。但し、最近の5試合だけをみると、1勝2敗2分と、韓国に分が悪い。特にイランでの試合では1分2敗と、まだ一度も勝っていない。しかし、これまでアウエーでは一度も勝てなかったサウジアラビアを昨年11月の対戦では2−0で勝ち、ジンクスを破ったことで「次はイランを」と気勢が上がっている分、韓国有利とみる。

 韓国が敗れれば2位に後退するが、仮に引き分けても3位の北朝鮮と4位のサウジとの試合結果に関係なく、1位の座は動かない。
 北朝鮮とサウジは共に1勝1敗1分の勝ち点4と並んでいるが、得失点差で北朝鮮が3位につけている。勝った方が、イランが負ければ2位に進出するが、仮にイランが勝った場合は、得失点差で3位のまま。

 両国の過去の対戦成績はサウジの3勝3分と、北朝鮮はサウジを苦手とし、一度も勝ったことがない。1990年のイタリアW杯、、94年の米国W杯ではいずれもサウジに破れ、本選進出を逃している。サウジは北朝鮮にとって言わば、鬼門だ。

 ロンドン大会以来43年ぶりに本選出場を目指す北朝鮮にとって今大会初のホームでの試合だけに勝ちたいところだが、FIFAランク55位のサウジに対して北朝鮮は119位と、実力の差は歴然としている。先月21日から23日までタイで行なわれたキングスカップにナショナルチームが主体となって出場したもののデンマーク、ヨルダン、そして地元のタイを相手に一勝もできず、最下位に終わったことを考えると、勝ち目はなさそうだ。せいぜい引き分けに持ち込めれば上出来だ。