2010年2月15日(月)

韓国サッカー代表の同点パフォーマンスの意味


 日曜は、満員の国立競技場でサッカーの日韓戦を在日倶楽部の友人ら4人と観戦。チケットは、友人の李国秀元ヴェルディ川崎総監督が手配してくれた。
 待ち合わせ場所の日本青年館の喫茶店に行くと、東京新聞の記者ら李監督の知り合い数人が先に来ていた。もちろん、彼らは日本人なので、当然日本側の応援席だ。「韓国が勝つでしょう」「いや日本のほうが強いでしょう」とエールの交換をし、二手に分かれ、会場に入った。

 こちらは、韓国側応援席で、前席には試合開始前に国家斉唱をした東京韓国学園の可愛い生徒らが陣取り、熱い声援を送っていた。
 試合は、李国秀さんの事前予想とおり、韓国の勝利に終わった。李さんは、試合前「残念だけども、今のままでは日本は韓国に勝てない。2対1で韓国が勝つだろう」と予想していた。結果は3対1だったが、試合内容は李さんの分析とおりだった。今朝の読売新聞に李さんの解説(分析)記事が載っていた。

 昨日の試合で一つ気になっていたことがあった。韓国が1点を上げ、同点に追いついたとき、選手全員が韓国側ベンチの前で跪き、深々とお辞儀をしていたシーンだ。そのことを後で、李さんに聞いてみたところ、「14日は旧暦(旧正月)にあたるので、感謝を捧げる意味でやったのだろう」と言っていた。先祖、国家、国民、両親、そして監督、コーチらに育ててもらったことへの感謝の意思表示である。いかにも礼節の国の韓国らしい。

 スノーボードの国母選手のマナーがいろいろ問題にされているが、礼節なくして、人間的成長はない

 韓国に敗れた日本のサッカー代表も、技術面よりも韓国選手らのこのパフォーマンスの意味を噛締めてもらい、次の試合に生かしてもらいたいものだ。頑張れ、日本代表!